千種警察署(ちくさけいさつしょ)は、愛知県警察が管轄する警察署の一つである。大規模警察署であり、署長は警視正。

所在地

  • 名古屋市千種区覚王山通八丁目6番地

管轄区域

  • 名古屋市千種区

沿革

  • 1937年(昭和12年)4月1日 - 田代町小坂下において、千種警察署として設立。当時の管轄は東区および中区の各一部、愛知郡猪高村であったが、同年10月の千種区成立により、区域はそのままに同区全域を管轄とした。
  • 1939年(昭和14年)3月31日 - 覚王山通八丁目6番地に庁舎を新設。
  • 1965年(昭和40年)10月 - 独身寮として神田寮が新設。
  • 1978年(昭和53年)8月1日 - 名東警察署設立に伴い、管轄区域を変更。

交番

( )の中は所在地
  • 千代田橋交番(千代田橋2丁目)
  • 富士見台交番(富士見台4丁目)
  • 東山交番(田代町)
  • 本山交番(猫洞通5丁目)
  • 田代南交番(山添町2丁目)
  • 春岡交番(春岡通5丁目)
  • 大久手交番(千種3丁目)
  • 千石交番(千種1丁目)
  • 今池交番(今池4丁目)
  • 上野交番(上野2丁目)
  • 自由ヶ丘交番(春里町4丁目)
  • 田代北交番(山門町1丁目)
  • 高見交番(高見1丁目)

主な事件

  • 警察庁広域重要指定113号事件 - 1982年(昭和57年)10月27日に発生。法王町1丁目1番地(覚王山日泰寺東側第六番札所前)の路上で、田代北派出所(当時)に配属されていた巡査が襲われ、拳銃を奪われた。加害者の勝田清孝は同事件を始めとした「113号事件」( - 1983年1月)と、それ以前に起こした7件の連続強盗殺人事件(1972年 - 1980年)の両方で死刑判決を宣告され、1994年(平成6年)に死刑が確定。2000年(平成12年)に死刑を執行された。
  • ドラム缶女性焼殺事件 - 2000年(平成12年)4月4日に振甫町2丁目の路上で発生。加害者6人のうち、主犯格2人の死刑が確定(2009年に死刑執行)。共犯4人は2人が無期懲役、2人が懲役12年を言い渡され、いずれも確定。
  • 闇サイト殺人事件 - 2007年(平成19年)8月24日に春里町2丁目の路上で発生。加害者3人の中には、後に碧南市パチンコ店長夫婦殺害事件(1998年に碧南警察署管内で発生 / 2012年に事件解決)で死刑が確定した堀慶末(同事件では2012年に無期懲役が確定)もいた。残る2人のうち、1人は死刑(2015年に執行)が、もう1人は無期懲役が確定。
  • 名古屋大学女子学生殺人事件 - 2015年(平成27年)1月26日に発覚。被害者は春里町2丁目在住の女性(当時77歳)だった。加害者の少女(事件当時19歳)は2019年に無期懲役が確定している。

脚注

参考文献

  • 愛知県警察本部警務部教養課『愛知県警察風土誌』愛知県警察本部警務部教養課、1981年3月。 

関連項目

  • 中京私設警察事件

外部リンク

  • 千種警察署

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