テイエムイナズマ(欧字名:T M Inazuma、2010年3月31日 - )は、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2012年のデイリー杯2歳ステークス。
馬名の由来は、冠名+稲妻。
※日本軽種馬協会が運営するJBISサーチにおいては、同名の競走馬が1991年産と2010年産の2頭登録されているが、本記事では2010年産の競走馬について記述する。
経歴
2011年の北海道セレクションセール1歳セッションにて、竹園正繼に税込み966万円で落札された。
2012年8月5日、小倉競馬場第5レースの2歳新馬戦(芝1800m)で、小牧太を背にデビューし5着。次走の阪神競馬場・2歳未勝利戦(芝1600m)で初勝利を収めた。3戦目は初の重賞挑戦でデイリー杯2歳ステークスに出走。道中は中団外目を追走し、3コーナーから徐々に追い上げて4コーナーで先頭に立つと、そのまま後続を振り切って重賞初優勝を果たした。重賞連勝を狙った京王杯2歳ステークスは単勝1番人気に支持されたが、直線での伸びを欠き9着に敗れた。初のGI挑戦で出走した年末の朝日杯フューチュリティステークスは見せ場なく13着に沈んだ。
3歳シーズンは3月の毎日杯で4着に入ったのが最高成績で、クラシック3競走はいずれも着外に敗れた。4歳夏から条件クラスに降級。
5歳となった2015年2月、1600万下条件の飛鳥ステークスでデイリー杯以来となる2年4か月ぶりの勝利を収め、オープンクラスに再昇級した。翌6歳シーズンはオープン戦で2勝を挙げたが、重賞は全て着外に敗れている。7歳時に唯一出走した京都金杯で14着に敗れた後は1年以上休養した。
8歳2月、福島信晴調教師の定年退職に伴い、武英智厩舎に転厩。4月のマイラーズカップで1年3か月ぶりにレースに復帰した。10月に出走したポートアイランドステークス(最下位7着)が現役ラストランとなり、翌2019年の3月28日付で競走馬登録を抹消され引退した。
引退後は神奈川県藤沢市の日本大学馬術部にて「桜迅」(おうじん)の名で繋養されている。
競走成績
以下の内容は、JBISサーチおよびnetkeiba.comに基づく。
血統表
- 4代母Lea Moonの子孫にサクラサエズリ(1989年京成杯3歳ステークス)、サクラスピードオー(1996年京成杯、共同通信杯4歳ステークス)、シンキングダンサー(2017年東京ジャンプステークス)、エーシンモアオバー(2012年・2014年名古屋グランプリなど重賞4勝)。
脚注
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ
- 日本大学馬術部による紹介ページ
- テイエムイナズマ - 競走馬のふるさと案内所



