有松(ありまつ)は、愛知県名古屋市緑区の町名。現行行政地名は有松(丁番を持たない単独町名)と有松町大字有松。住居表示未実施。

地理

有松(丁番なし)は名古屋市緑区の南部に位置し、北東は鳴海町、南は有松南・有松三丁山・有松町大字桶狭間、東は境松に接する。

有松町大字有松は区南部に位置し、区域は3か所に分かれている。

河川

  • 手越川

小字

  • 往還南(おうかんみなみ)
  • 三丁山(さんちょうやま)
  • 長坂南(ながさかみなみ)
  • 橋東南(はしひがしみなみ)

歴史

知多郡有松村を前身とする。江戸時代初めの時点では桶廻間村(桶狭間村)の一部であったが、1608年(慶長13年)に東海道整備のため当地が開発された。当初は桶廻間村の枝郷扱いであり、正式に独立したのは1625年(寛永2年)とされている。

旧東海道沿いには古くからの建物が残っており、1984年(昭和59年)に市の町並み保存地区(有松町並み保存地区)に指定されている。また、「人と風土が育てた家並」のテーマで1986年(昭和61年)度の手づくり郷土賞を受賞している。

町名の由来

松が生い茂る景観であったことによる説や、桶廻間村の一部から新設された村であることから新町(あらまち)が転じたものとする説がある。

沿革

有松町大字有松

  • 1889年(明治22年)10月1日 - 町村制に基づく知多郡有松村となる。
  • 1892年(明治25年)9月13日 - 町制施行に伴い、有松町となる。
  • 1893年(明治26年)12月4日 - 共和村大字桶狭間を編入し、旧有松町域が大字有松となる。
  • 1964年(昭和39年)12月1日 - 名古屋市緑区へ編入し、同区有松町大字有松となる。
  • 2001年(平成13年)2月17日 - 一部が有松愛宕・有松三丁山・有松南となる。
  • 2009年(平成21年)11月7日 - 一部が有松となる。

有松

  • 2009年(平成21年)11月7日 - 緑区有松町大字有松(字往還北・橋東北の全域および往還南・橋東南・長坂南の各一部)・大字桶狭間(字高根・生山の各一部)・大高町(字北平部・中平部の各一部)・鳴海町(字有松裏・鎌研・大将ケ根・米塚の各一部)の各一部より、同区有松が成立。

史跡

  • 有松一里塚

世帯数と人口

2019年(平成31年)3月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである。

学区

市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる。また、公立高等学校全日制普通科に通う場合の学区は以下の通りとなる。なお、小・中学校は学校選択制度を導入しておらず、番毎で各学校に指定されている。

交通

鉄道

  • 名古屋鉄道
    NH 名古屋本線 有松駅

道路

  • 国道1号
  • 国道302号(名古屋環状2号線)
  • 愛知県道222号緑瑞穂線(旧東海道)
  • 愛知県道237号新田名古屋線
  • 愛知県道243号東海緑線

施設

  • 名古屋市立有松小学校
  • 名古屋有松郵便局
  • 緑警察署 有松交番
  • 有松・鳴海絞会館
  • 碧海信用金庫有松支店
  • 名古屋情報専門学校
  • 祇園寺

その他

日本郵便

  • 集配担当する郵便局は以下の通りである。

脚注

注釈

出典

WEB

書籍

参考文献

  • 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。全国書誌番号:93012879。 

関連項目

  • 名古屋市の地名

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、有松 (名古屋市)に関するカテゴリがあります。


有松町周辺 有松絞り 名古屋市緑区の観光・撮影スポットの名所 東海カメラマップ

名古屋 有松の町並み by Picolin8956 (ID:11875703) 写真共有サイトPHOTOHITO

有松(名古屋市緑区)

有松 名古屋唯一の観光名所? Pfadfinder24

有松町周辺 有松絞り 名古屋市緑区の観光・撮影スポットの名所 東海カメラマップ