スーザン・ブロックマン(Suzanne Brockmann、1960年 - )は、アメリカ合衆国のロマンス作家。マサチューセッツ州ボストンのはずれに夫と2人の子供と暮らしている。アン・ブロック(Anne Brock )名義も使用する。
経歴
ボストン大学のカレッジ・オブ・コミュニケーション(大学院)にて、映画製作を専攻、クリエイティブ・ライティングを副専攻したが、中退しバンド活動を始める。その後、現在の夫と出会い家族となる。執筆活動を始めたのは、第二子が産まれた後のことだった。まずテレビの脚本や映画の脚本、『スター・トレック』の小説などを目標としたが、色々調べた後にロマンスのジャンルに集中することを決めた。それから9回以上書き直し、1993年に処女作"Future Perfect" を上梓する。
1996年、初のシリーズものとなる「危険を愛する男たち」シリーズ(原題:"Tall, Dark & Dangerous" )の第1作『私のプリンス』(原題:Prince Joe )を上梓。同シリーズは、Navy SEALs(ネイビー・シールズ)(アメリカ海軍特殊部隊)の隊員らが活躍する作品である。その次に書き始めた"Troubleshooters, Inc" シリーズは、サブジャンルとしてミリタリーやロマンティック・サスペンスに分けられる。
"Troubleshooters, Inc" シリーズでは、ゲイであることをカミングアウトしているキャラクターが登場することから、同性愛者向けの雑誌"Out" や "Bay Windows" で注目を集める。ブロックマン自身、ゲイの息子を持つ身であり、PFLAGで母として息子を支え、2004年に上梓した『ホット・ターゲット』(原題:"Hot Target" )は息子のために書かれている。2007年、中編"All Through the Night" で得た利益をMassEqualityに寄付した。
受賞
アメリカロマンス作家協会が主催するリタ賞を2度受賞している。また、『USAトゥデイ』や『ニューヨーク・タイムズ』両紙のベストセラーリストに登場したことで、協会の栄誉名簿に加わえられた。1996年、1998年、1999年には、ロマンス専門雑誌"Romantic Times" のレビュアー賞を受賞し、1997年、2000年、2002年にはロマンス部門でキャリア・アチーブメント賞を受賞した。
作品リスト
日本での漫画化
- きみに捧げるラブレター(2011年、ハーレクイン、全1巻、作画:宮花みん)
- 氷のプリンセスに口づけを(2012年、宙出版、全1巻、作画:尾形琳)
- シャンパンとまわり道(2013年、宙出版、全1巻、作画:秋乃ななみ)
脚注・出典
- 脚注
- 出典
外部リンク
- Official website(英語)
- ハーレクイン オフィシャルサイト / 作家詳細 スーザン・ブロックマン(日本語)




