ジェイソン・ジェームズ・クベル(Jason James Kubel, 1982年5月25日 - )は、アメリカ合衆国サウスダコタ州ベルフーシュ出身のプロ野球選手(外野手)。右投左打。
発音指示によると、「クーベル(KOO-bull)」とするのが適切である。
同じくプロ野球選手のマイケル・トンキンは義弟にあたる。
経歴
プロ入りとツインズ時代
2000年に、ドラフト12巡目でツインズから指名を受け、プロ入り。
2004年8月31日に、ツインズでメジャーデビューを果たした。2004年は、限られた出場機会の中で打率.300をマークするなど、きっちりと結果を残した。同年のマイナーリーグでの活躍も素晴らしく、ツインズのマイナーリーグ最優秀選手に選ばれている(3Aでは打率.343、本塁打15、打点71の成績。2Aでは打率.377、本塁打6、打点29の成績)。しかし、アリゾナリーグで膝に大怪我を負う。
2005年は全休。
2006年はメジャー復帰を果たしたが、期待されていたような成績は残せなかった。
2007年は左翼手兼指名打者として128試合に出場。打率.273、初の2桁本塁打となる13本塁打、65打点、5盗塁と軒並み、前年を上回る成績をマーク。
2008年は指名打者として77試合に出場したほか、外野手としても試合に出場。打率こそ、前年と殆ど変わらない数値だったが、初めて規定打席に到達し、自身初の20本塁打を記録した。
2009年4月18日の対エンゼルス戦で、サイクルヒットを記録。シーズントータルの成績でも、出場試合数、打数、安打、二塁打、本塁打、打点、四球、打率、出塁率、長打率、OPS、塁打数、死球の各部門で自己最高の数値を残した。打率.300・25本塁打・100打点のラインをクリアしたのは、いずれも自身初の事であった。また同年は、28本塁打中26本、103打点中83打点を右投手から記録し、対右打率も.322と右投手キラーぶりが顕著だった。
2010年は本塁打で3年連続20本以上、打点で2年連続90打点以上を記録したが、打率は.249まで低下した。守備では、前年より守りに就く機会が増え、ライトを83試合、レフトを16試合で守ったが、外野全体でのDRSは - 10という内容だった。
2011年はデルモン・ヤングとジム・トーミがトレードで移籍。更にジョー・マウアー、ジャスティン・モルノー、西岡剛らが怪我によって戦線離脱し、クーベルも足の捻挫により約2ヵ月間戦列を離れた。故障の結果、出場試合数が5シーズンぶりに100未満に終わり、ホームランが4年ぶりに20本を割り込んだ。シーズンオフにFAとなった。
ダイヤモンドバックス時代
2011年オフに2年1600万ドルでアリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約した。
2012年は中軸打者として14試合に出場し、自身初の30本塁打を記録。一方で打率が.253まで低下し、三振も151まで急増。チャンスでも.209と打てず、勝負強さが影を潜めていた。守備では、DH制のないナ・リーグという事でレフトを守り、124試合の守備機会で1失策と堅実さを見せた。
2013年は、4月に大腿四頭筋を痛めてDL入りした。復帰後はホームランの生産ペースが急減し、89試合で僅か5本塁打に終わった。また、ミート面でも苦しみ、打率.220・出場試合数とほぼ同数の82三振を喫した。
インディアンス時代
2013年8月中旬、クリーブランド・インディアンスにトレードされた。移籍後は8試合にしか出ず、打率.167に終わった。11月1日にFAとなった。
ツインズ復帰
2013年12月13日に古巣ツインズとマイナー契約を結んだ。
2014年3月29日にツインズとメジャー契約を結んだ。しかし、45試合の出場で打率.224・1本塁打・13打点という成績に終わって、往年の打力復活はならなかった。そのまま6月8日にDFAとなった。
詳細情報
年度別打撃成績
- 2014年度シーズン終了時
背番号
- 1(2004年)
- 16(2006年 - 2011年)
- 13(2012年 - 2013年)
- 12(2013年)
- 13(2014年)
脚注
関連項目
- メジャーリーグベースボールの選手一覧
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Jason Kubel stats MiLB.com (英語)



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