片岡 真実(かたおか まみ、1965年 - )は、日本のキュレーター。森美術館館長、京都芸術大学大学院教授。国立アートリサーチセンター長。元国際美術館会議(CIMAM)会長。

経歴

1965年に愛知県名古屋市で生まれる。一宮市立向山小学校、一宮市立南部中学校、愛知県立一宮西高等学校を経て、1988年に愛知教育大学教育学部(美術科)を卒業。1992年よりニッセイ基礎研究所に勤務。1997年より東京オペラシティアートギャラリー・チーフキュレーターを経て、2003年に森美術館に入る。2009年にチーフ・キュレーター、2018年10月から副館長を兼任し、南條史生館長の退任を受け、2020年1月から館長を務める。

2012年に第9回光州ビエンナーレ共同芸術監督、2018年にシドニー・ビエンナーレ総合ディレクターを歴任。2020年から2022年まで国際美術館会議(CIMAM)会長を務める。2020年11月11日には、2022年にあいちトリエンナーレから名称を変えて開催予定の新芸術祭「あいち2022」の芸術監督に選任されている。2022年文部科学省日本ユネスコ国内委員会委員。同年西洋美術振興財団賞学術賞受賞。2023年に初代国立アートリサーチセンター長に就任。

これまでに小沢剛、会田誠、アイ・ウェイウェイなどの個展を手がけた。

企画した主な展覧会

  • 「アイ・ウェイウェイ展─何に因って?」(森美術館、2009年)
  • 「会田誠展:天才でごめんなさい 」(森美術館、2012年)
  • 「N・S・ハルシャ展」(森美術館、2016年)
  • 「塩田千春展:魂がふるえる」(森美術館、2019年)
  • 「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人」(森美術館、2021年/マーティン・ゲルマンとの共同企画)
  • 「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」」(森美術館、2023年)
  • 「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」(森美術館、2023年)
  • 「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」(麻布台ヒルズ、2023年)

出演

  • NHKアカデミア「片岡真実 (キュレーター) 生きるヒントが、ここに。」(2023年7月5日、NHK Eテレ)

脚注

外部リンク

  • ミッション&館長メッセージ - 森美術館
  • 片岡真実さんインタビュー 注目の「あいち国際芸術祭」が7月30日から始まります!(2022/07/21) - 婦人画報

新館長・片岡真実が語る森美術館と美術館界のこれから。「課題解決に近道はない」|画像ギャラリー 4 / 9|美術手帖

教授メッセージ 京都芸術大学

新館長・片岡真実が語る森美術館と美術館界のこれから。「課題解決に近道はない」|画像ギャラリー 2/9|美術手帖

ミッション&館長メッセージ 森美術館 MORI ART MUSEUM

片岡真実 デザインミュージアムジャパン