短七度は、西洋の音楽理論では、全音階における七度音程のうちの小さい方である。短七度は10半音であり、もう一方の七度である長七度は11半音。たとえば、GはAの10半音上にあり、その間隔が短七度である。
短七度は、根音に対する属音の三和音や属七の和音に構成音として出現する。
また協和音と不協和音という観点において、短七度は協和音への解決を必要とする不協和音とされる。
周波数比
純正律では一般に、16:9の「純正小短七度」、「ピタゴラス短七度」と呼ばれる ( Play)2つの完全四度を積み重ねたもの(996セント)がある。また、9:5の「純正大短七度」( Play)と呼ばれる完全五度と短三度を重ね合わせたもの(1018セント)があり、こちらは自然七度の周波数間隔に近い。
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脚注


