鈴木 悟(すずき さとる、1976年3月3日 - )東京都八王子市出身

日本の元プロボクサー・キックボクサー・シュートボクサー・俳優・プロレスラー

【獲得タイトル】

ボクシング東日本新人王

ボクシング全日本新人王

ボクシング日本ミドル級王者

SB日本スーパーウェルター級王者

BBW世界スーパーボディ級王者

BBWタッグ王者

プロボクシングとシュートボクシングとプロレスで王座獲得を達成した史上初の異種格闘技三冠王

2013年1月にprivate lesson studio TAKE IT EASYを港区西麻布にOpen。

代表を務める

人物

  • 入場曲は、小柳ゆきの「愛情」。ボクサー時代は、サビ部分に合わせてリングインを行っていた。
  • K-1デビュー戦の際、名前コール時にグローブにキスしてテレビカメラに向かってウィンクするというパフォーマンスを見せた。これはボクサー時代からのもの。

来歴

ボクシング

1997年に八王子中屋ボクシングジムよりプロデビューし、翌年の1998年全日本ミドル級新人王を獲得した。

2000年8月1日、ヨネクラジムの保住直孝より8RKO勝ちで日本ミドル級王座を奪取、以後9度の防衛に成功する(2001年2月、ガッツファイティングにて全日本ミドル級新人王・日本ミドル級王者としての大先輩竹原慎二引退セレモニーでスパーリングパートナーを務めた)。WBA世界ミドル級10位までランクを上げたが、2003年7月5日に行われた10回目の防衛戦で荒木慶大に判定で敗れ、王座陥落。

その後東洋太平洋タイトル挑戦を経て、2005年2月23日に空位になっていた日本ミドル級王座をかけて大阪帝拳ジムの中村頴司との間で決定戦を行い判定勝利で2度目の王座を獲得したが、同年6月18日の木更津グリーンベイジムの板垣俊彦を迎えた初防衛戦に失敗して王座から陥落した。

キックボクシング

2005年9月2日にK-1転向が発表され、10月12日にK-1に初参戦。マイク・ザンビディスと対戦したが、キックに対応できず、2RローキックによるKO負け。

2006年2月4日、K-1 WORLD MAX 日本代表決定トーナメント1回戦で上山龍紀と対戦予定であったが急性胆のう炎のため欠場となった。

2006年12月31日、K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!にてチェ・ヨンスの代役として魔裟斗と対戦。ある程度ローキックをブロックし、魔裟斗の顔面に右ストレートをヒットさせるも魔裟斗のローキックの前に2RKO負け。

2007年7月21日、K-1 FIGHTING NETWORK KHAN 2007でチェ・ヨンスと対戦し、レフェリーストップによるTKO負けを喫した。

2008年2月24日、K-1 ASIA MAX 2008 IN SEOULで行われたアジアトーナメントに出場。1回戦でイム・チビンと対戦し、レフェリーストップによるTKO負け。

2008年10月3日、初参戦となったJ-NETWORKで高木健太と対戦。キックデビュー戦となった高木に右フックでKO負け。

2009年9月20日、新日本キックボクシング協会が主催する「TITANS NEOS 6」でキックボクシング第2代NKBミドル級チャンピオンで新日本キックボクシングミドル級2位阿久澤英一と対戦。右ストレートやボディへのパンチをヒットさせ3度のダウンを奪い1RKO勝ち。転向後の初勝利となった。

2010年1月31日、「WILD KICKBOXING 〜縁〜」においてアラン・ヤナヒハと対戦。ボディへの攻撃を中心に1Rに3度のダウンを奪い、TKO勝ちを収めた。

2010年4月11日、初参戦となったシュートボクシング「維新-ISHIN- 其の弐」でSB東洋太平洋ウェルター級王者宍戸大樹と対戦。1Rにバックドロップでシュートポイント2点を奪うも、2RにスタンディングフロントチョークでTKO負けとなった。ただしストップ直後に鈴木は問題なく立ち上がっていることから、ストップのタイミングが早過ぎたのではないかという声があり、鈴木本人も意識を保っていたと主張している。またシーザー武志SB協会会長は「宍戸×鈴木戦のストップはちょっと早かったのでは。考えないといけない」とコメントしている。

2010年6月6日、2度目の参戦となったシュートボクシング「維新-ISHIN- 其の参」でSB日本スーパーウェルター級1位・前同級日本王者の金井健治と対戦。1Rに右ストレートでダウンを奪い、3-0の判定勝ちを収めた。

2010年9月18日、シュートボクシング「維新-ISHIN- 其の四」でSB日本スーパーウェルター級王者梅野孝明と対戦。4Rに腰投げでシュートポイントを奪うもマットに落ちた衝撃で左肘関節を脱臼してしまい、TKO負けとなった。

2011年2月19日、シュートボクシング2011年開幕戦「SHOOT BOXING 2011 act.1」で金網総合格闘技CAGE FORCEライト級王者弘中邦佳と対戦。1Rに右ストレートでダウンを奪った後、ラッシュを決め2度目のダウンを奪いレフェリーストップによるTKO勝ちを収めた。

2011年4月23日、シュートボクシング東北地方太平洋沖地震復興チャリティーイベント「SHOOT BOXING 2011 act.2」で志真会館の島田昌洋と対戦。1Rに右ストレートでダウンを奪った後、再び右ストレートで2度目のダウンを奪いタオル投入によるTKO勝ちを収めた。

2011年6月5日、「東日本大震災復興チャリティーイベント SHOOT BOXING 2011 act.3 -SB169-」で、WMC欧州スーパーウェルター級王者ヘンリー・オプスタルと対戦し、1Rからしつこく右ローをもらいKO負けを喫した。

2011年9月10日、「SHOOT BOXING 2011 act.4 -SB172-」でSB日本スーパーウェルター級1位・元同級王者の金井健治とSB日本スーパーウェルター級王座決定戦にて対戦。1Rに右ストレート、左フック、右ストレートによる計3度のダウンを奪いスリーノックダウンによるTKO勝ちを収めてSB日本スーパーウェルター級王者を獲得。これによりプロボクシングとシュートボクシングの王座二冠を達成する。

俳優

舞台・映画・Vシネマなどで俳優活動も行っている。

プロレス

2018年10月31日、プロレスリングHEAT-UPとどろきアリーナ大会で行われた、鈴木秀樹・渡辺宏志とのタッグマッチでプロレスデビュー(パートナーは飯塚優)。渡辺をスモールパッケージホールドで破りデビュー戦を勝利で飾った。2019年9月BBW世界スーパーボディ級王者となり前人未到史上初の異種格闘技三冠王となる。更に2021年5月にBBWタッグ王者になる。

K-1参戦における波紋騒動

K-1に鈴木や大東旭が参戦するなど引退した元ボクサーが安易に他競技に流出する事態を受けて、西日本ボクシング協会はK-1や総合格闘技等に出場するボクサーは、引退後のセコンド、トレーナーライセンス、ジム設立の許可を一切剥奪する制限処置を打ち出した。これに合わせて東日本ボクシング協会も同じ制限をする話も持ち上がったが、現在は白紙になっている。鈴木は東日本協会のエリアの選手であり、西日本協会の制限には該当しない。前述した大東は西日本エリアでありこの制限に該当する。

戦績

キックボクシング

ボクシング

獲得タイトル

  • 東日本ミドル級新人王(1998年)
  • 全日本ミドル級新人王(1998年)
  • 第48代日本ミドル級王座(防衛9度)
  • 第50代日本ミドル級王座(防衛0度)
  • 第4代SB日本スーパーウェルター級王座
  • 第2代BBW世界スーパーボディ級王座

出演

  • BLACK ROOM(2015年)

脚注

関連項目

  • 男子ボクサー一覧
  • ボクシング日本王者一覧
  • 男子キックボクサー一覧
  • シュートボクシング王者一覧
  • シュートボクシング選手一覧
  • K-1選手一覧

外部リンク

  • プロ格闘技二冠王 TAKE IT EASY 代表 鈴木悟のブログ - 公式ブログ
  • 鈴木悟 (@takeiteasyss) - X(旧Twitter)
  • 鈴木悟オフィシャルサイト - ウェイバックマシン(2013年12月29日アーカイブ分)

戦績

  • K-1 選手データ - ウェイバックマシン(2010年8月18日アーカイブ分)
  • 鈴木悟の戦績 - BoxRec(英語)

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